年末の時限が日一日近づいている中、米国がわれわれに対する挑発の水位を高め続けている。
10日、米国務長官のポンペオが国連制裁決議を徹底的に履行すべきだと言いふらしたのに続いて、11日、米国は国連安保理の公開会議なるものを開き、われわれの自衛的な武装近代化措置に言い掛かりをつける敵対的挑発行為をまたもや強行した。
国際平和と安全保障を基本使命とする国連安保理が主権国家の自衛的な措置に言い掛かりをつけたのは、国連憲章に明示されている自主権尊重の原則に対する乱暴な蹂躙(じゅうりん)である。
これは、国連安保理が米国の利害関係によって動く政治的道具に過ぎないということを再度傍証する。
われわれは、今のように鋭敏な時に米国がわが問題を論議する国連安保理の公開会議を主導して対朝鮮圧迫の雰囲気を鼓吹したことに対して絶対に黙過しないであろう。
自衛的軍事力を育むのが国際平和と安定を破壊する行為になるなら、各国の国防力強化措置も全て問題視されなければならないという結論が出る。
自分らは時を構わず大陸間弾道ミサイル(ICBM)を打ち上げてもよく、われわれはどの国も行う兵器実験もしてはならないという主張こそ、われわれを完全に武装解除させようとする米国の白昼強盗さながらの本性を赤裸々に示すものである。
米国が折に触れ、対話うんぬんを並べ立てているが、たとえ対話を行うとしても米国がわれわれに出すものがないということはあまりにも自明である。
米国が今回の会議で「相応の対応」だの、何のとけん伝したが、すでに宣明した通りわれわれはこれ以上失うものがなく、米国が選択するいかなることにも相応の対応をする準備ができている。
米国は、今回の会議招集を機に我が手で首を絞めるような愚かな行為を働いたし、われわれをしてどの道を選ぶかに対する明白な決心を下すのに決定的な助けを与えた。