昨日と今日、われわれの鮮明な見解と当然な要求がこもった談話が発表された以降の南朝鮮政治圏の動きを注意深く見た。
私は、梗塞した北南関係を一日も早く回復し、平和的安定を成し遂げようとする南朝鮮の各界の雰囲気は阻むことのできないほど強烈であるという感じを受けた。
われわれもやはり、そのような願いは同じである。
今、北と南が互いにけちをつけ、舌戦をし、時間を費やす必要がないと思う。
南朝鮮が北南関係の回復と健全な発展を真に願うなら、一言を言っても全ての事に熟考し、正しい選択をすべきである。
例えば、われわれに向かってむやみに「挑発」という無法な評をし、北南間の舌戦を誘導してはならない。
再度明白に言うが、二重基準はわれわれが絶対に黙認することができない。
現存の朝鮮半島地域の軍事的環境と可能な軍事的脅威に対応するためのわれわれの自衛権次元の行動は全て威嚇的な「挑発」に罵倒(ばとう)され、自分らの軍備増強活動は「対北抑止力の確保」に美化する米国、南朝鮮式対朝鮮二重基準は非論理的で幼稚な主張であり、朝鮮民主主義人民共和国の自主権に対する露骨な無視、挑戦である。
南朝鮮は、米国をまねてこのような非論理的で幼稚な強弁を張り、朝鮮半島地域で軍事力のバランスを破壊しようとしてはならない。
公正性を失った二重基準と対朝鮮敵視政策、あらゆる偏見と信頼を破壊する敵対的言動のような全ての火種を取り除くための南朝鮮当局の動きが目に見える実践に現れることを望むだけである。
公正性と互いに対する尊重の姿勢が維持されてこそはじめて北南間の円滑な疎通が成されるであろうし、ひいては意義ある終戦が時を失わずに宣言されるのはもちろん、北南共同連絡事務所の再設置、北南首脳の対面のような関係改善の諸問題も建設的な論議を経て早いうちに一つ一つ有意義に、見事に解決されることができると思う。
しかし、これはあくまでも個人的な見解だという点をきっと明らかにしようとする。
南朝鮮が正確な選択をすべきだという勧めの言は、去る8月にもしたことがあった。
今後、薫風が吹いてくるか、暴風が吹きまくるか予断はしない。